2008年12月16日火曜日

結局ジョアンは来なかった。

先週、待ち望んでいたジョアンジルベルトの来日公演は、中止となった。

これも何かのお告げやもしれぬと思い、ジョアンに思いを馳せつつ、有楽町で電車を降り、この日は数ヶ月ぶりに銀ブラすることに。たまたまなのだが、今年僕の一部の知り合いで盛り上がった南博さんの「白鍵と黒鍵の間に」を読みつつ、銀座に向かう。ジャズをやったことのある者、いわゆるハコで演奏をしたことのある者なら、ここに書かれているエピソードと通底するシンパシーは何かしら得られるのではないだろうか。そして、そんな自分の体験よりもより純度の高い強烈な体験こそがそこに込められていて、熱くなる。雨上がりの冷たい有楽町から、銀座へ向かうとき、そんな20年前の空気を網膜の向こう側で想像しながら歩いた。
今日のそぞろ歩きは、エルメスのギャラリーで、フランス人作家アラン・セシャスの展示、資生堂では、写真家津田直の展示を見る。どちらもかなりよかった。満足。遅めの昼食は、つばめグリル(1丁目の本店は建替え改装中で、五丁目の銀座コア店)へ。ここの付け合せのベイクドポテトはいつも美味い。最近、隈さんによるリノベの終わったティファニーなどをチェック。

冬至間近、満月通過

前回の翌週あたりからの動き。

月曜午前中、研究室会議。午後は設計課題TA、敷地調査の発表を聞き、それにコメントする。現場で自分が見落としていた事象もあり、勉強になる。夕方、神楽坂へ移動し、新宿区の現場の方との懇親会に出席。年度代わりで今年から担当になった方と初めてちゃんと顔を合わす。話盛り上がり、来年の展望などを聞く。火曜から木曜は、どうも作業をしたり、学内の図書館で資料を探したりしていたようだ。金曜、国会図書館へ。国会図書館は書庫から出せる資料数と、一回の複写できるページが決っているため、時間をうまく組み合わせないと時間のロスが多い。例えば、複写コーナー2箇所をうまく使い、その間に別な資料の請求をしたり、と。日曜。スタジオに入る。友達に呼ばれて、遊びに出かけた格好だったが、集められたメンバーが思わぬ人選で、かなり楽しく音楽できた。バイナリのヘイ君なども駆けつけ豪華なセッション。ただ、時間的には消化不良で、また近々に集まりたい感じ。自分としては、tko氏とハイネマン521が揃っていたのが、今までにない組合せで感慨深かった。軽く近くの飲み屋で打ち上げ。ちなつ嬢もやってきて、ホーミー談義に花が咲き、ホーミーの合唱。
翌火曜、博士課程自主ゼミ、通称Dゼミ。同期の発表、かなり議論が盛り上がり、刺激的だった。自分もがんばらねば。水曜、ここ最近の懸案事項だった論文を提出。あとは野となれ山となれ。木曜、本MTG。今日は作業日というか検討日というか、今までよりもやや議論のレベルが具体的なレベルに落ちてきたので、かなり充実していた気がする。修士課程の議論参加率も上がってきた。土曜、友人の結婚式で横浜へ。非常に素敵な祝福されるべきカップルの結婚式というのは、本当に気分が良い。みなとみらいの観覧車の見える、お二人らしいロケーション。近くには業務ビルもあるわけで日常的に観覧車が見えるってどんな気分かしらなんて思いつつ、麦酒や葡萄酒を煽る。久々に会うミュージシャン仲間と年齢と活動スタンスなどの話で盛り上がる。日曜、ジョアンは結局来なかった。残念。次の機会を心より待ち望む。