2008年1月15日火曜日

中央フリーウェイ

ユーミンこと荒井由実(現:松任谷由実)の名曲、「中央フリーウェイ」ですが、今日たまたま東京のインフラについて調べていたら、中央自動車道の開設と中央フリーウェイのリリースはどれぐらい時間差があるのだろうと思い、ちょっとネットサーフィンした結果。

昭和37(1957)年国土開発縦貫自動車道建設法にて、中央自動車道の策定がはじめて言われる
昭和42(1967)年12月15日調布IC〜八王子IC供用開始
(途中略)八王子以西では、徐々に供用開始
昭和51(1976)年5月18日:高井戸IC〜調布IC供用開始、首都高と接続

昭和51(1976)年9月~10月荒井由実「中央フリーウェイ」含むアルバム、「14番目の月」レコーディング
昭和51(1976)年11月20日荒井由実「中央フリーウェイ」含むアルバム、「14番目の月」リリース

昭和57(1982)年11月10日中央自動車道全線開通


注目は調布IC以西が先に開通して、起点の高井戸IC~調布ICの開通が遅れた点と、その区間が首都高に接続した年にちょうど都心から出かけるようにして、ユーミンが中央フリーウェイをリリースした点。
しかも、中央フリーウェイの歌詞にでてくる、中央自動車道沿いの風景の多くは、調布ICの先、府中近辺までで、さらにそれよりも西の八王子近辺は出てこない。「中央フリーウェイ」は中央自動車道と首都高速の接続記念的ソングとも言える。時代はモータリゼーションによる手軽な郊外レジャーの活発化した時期であった。この高速道路開通期につくられたこの歌は、単なる流行のドライブソングというだけではなく、いつでも簡単に都心を脱出して味わえるサバーバン賛歌でもある。

0 件のコメント: