2007年12月26日水曜日

ちょっとずれている

毎年なんだかんだでウォッチしているM-1グランプリ。
今年も見ました。今年も面白かった~。優勝したサンドウィッチマン、面白かった。ちょっと普通と違う感じがした。
普通、漫才はボケがちょっとおかしな感じの役回りで、それに対してツッコミが逐一正していく、突っ込むというのがセオリーだと思う。そこで、途中ボケに迎合したりもしながら、ツッコミは次々と繰り出されるボケの話の流れを裏切るおかしなところをテンポ良く指摘して突っ込んでいく。最近は笑い飯のような、ダブルボケで、裏切りのインフレを起こして、その渦で笑いをさらっていくようなスタイルも生まれてきたように思う。
それに対してサンドウィッチマンの漫才は、一見オーソドックスな漫才がテンポ良くすすむ感じなのだけど、まともそうなツッコミがちょっとおかしい漫才なのだ。ちょっとずれたボケを含むようなツッコミが出てくる。そして、ボケはそのことに気がつかないような感じで漫才が続く。この瞬間のちょっとした間、聴き手が受け取るだけの笑いが入っている。これは特に準決勝で顕著だったのだけど、なにかちょっとずれているのだけど、それが流される。漫才という対話の中で、スル―されるボケがちょっと入っている。そこが妙にひっかっかって思わず笑ってしまう。

2 件のコメント:

ちゅんすけ さんのコメント...

うちも見たわ!M-1。
これを見ないと年越しできない
身体になってしまっております。

うーーむなるほど!
鋭い分析ですな!
いっぴょう!

singh さんのコメント...

そうなんだよね。
僕ももう見ないと年越しできなくなっている。
というか、その年1年間で各コンビがやってきた自慢のネタをどこまで見せれるか的な感じもあって、本当にそう決算的な部分もあるなぁ。
ちゅんすけは今年のお気に入りのコンビはどれでしたか?
実は僕はここ数年トータルテンボスにはまっています。